健康志向や病気予防の観点から、若い人も漢方に注目しています。美と健康のため、年齢問わず取り入れる人の多い漢方のアイテム。この記事では、その中でも、特に使いやすいと評判の和漢植物についてご紹介しています。日本の植物の力は凄かった…!和漢植物のパワーを知り、健やかな生活のために気軽に取り入れていきましょう。
そもそも和漢とは?

まず和漢とは、和薬と漢薬の総称です。和薬とは日本民族固有の生薬(しょうやく)を示す言葉ですが、本当の意味で日本独自のものは少ないのです。なぜなら、大半は漢方(つまり中国医学)から学び取り入れてきたものだからです。和薬と漢薬をあえて区別せず、これらを総称して和漢薬、と呼ぶのが一般的と言われています。
天然に存在する植物・動物・鉱物などのうち、体質改善等を目的とし薬として用いるものを「生薬」と呼びます。その生薬を中国の古典医学書に記載されている処方に基づいて組み合わせたものを「漢方薬」と言います。どういうことかというと、天然のものが持つ力を借り、日本人の心身の不調を改善の方向へと向かわせる、というスタンスものなのです。
和漢植物は和漢エキスという成分として用いられています。どういうことかというと、化粧水やエッセンスなどの化粧品類によく使われる成分として広く知られています。和漢植物のエキスは、今は様々な製品に用いられている、もはや定番の成分なのです。日本で有名な化粧品メーカーも、様々な和漢植物のエキスを配合して世に送り出しています。私たちは知らず知らずのうちに和漢植物に守られている可能性がありますね。笑
和漢植物の成分とは?

現在、日本に流通している和漢植物は150種類以上と言われています。前項で紹介したようにスキンケア用品に和漢エキスなどが使われていますが、それだけではなく、漢方、食品、香辛料にも使われています。ここでは、スキンケアや美容目的として使われている植物と期待できる効果を簡単にまとめました。
・ハトムギ(ターンオーバー促進、肌バリア効果、乾燥や毛穴のたるみ防止)
・カンゾウ(湿疹などの肌荒れ防止、ニキビケア)
・ヨクイニン(デトックス効果)
・トウキ(バリア機能、肌荒れ防止)
・ウコン(抗酸化作用)
・薬用ニンジン(抗酸化作用)
・イチョウ葉(美白効果、抗酸化作用、毛穴引き締め効果)
・アシタバ(抗酸化作用、エイジングケア、乾燥や紫外線対策)
・ドクダミ(新陳代謝促進、肌バリア効果)
・チンピ(血流改善、冷えやむくみ対策)
・アロエ(ターンオーバー正常化、肌のキメ)

このような植物は、化粧水などスキンケア商品でよく使われています。取りれ方としては、購入するときに商品の成分を確認し、自分の悩みに合わせて選ぶのが良いですね。普段から私たちの生活になじんでいるからこそ、改めて注目してみるて取り入れ方に少し気を付けるだけでも変わってくるはずです!
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