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現代人の救世主、スーパーフードを調べてみた (中編)

現代人の救世主、スーパーフードを調べてみた (中編)

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前回は”プライマリースーパーフード10”の5種類の栄養成分や食べ方について調べた内容を書かせていただきました。
前編でも言いましたが、スーパーフードと謳われるだけあって栄養成分については文句なし食べ方も様々で簡単に摂取できる事も分かってきたので、敷居も低くなってきたのではないでしょうか。
中編は、”プライマリースーパーフード10”の残りの5種類のうち3種類について調べていきたいと思います。

ココナッツ

ココナッツは熱帯地方に生育するヤシ科の単子葉植物、ココヤシの果実です。
ココナッツミルクは、果実の白い固形胚乳の部分を煮出したり絞ったりして作ります。
液状胚乳は、ココナッツジュースやナタデココになります。
ココナッツオイルやココナッツミルク、ココナッツウォーター、ココナッツフレークと部位ごとに売られていますが、スーパーフードとしてとるならココナッツオイルがオススメです。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸のなかでも「中鎖脂肪酸」に分類され、最も脂肪になりにくく、体内に余分なエネルギーをため込みません
そして、トランス脂肪酸が含まれていない為、体に良いスーパーフードとされています。
さらに蓄積した脂肪を使いながらエネルギーに転換する作用もあり、まさに“痩せるオイル”なのです。
オイル以外には、ココナッツウォーターには電解質やミネラルが豊富で、むくみの改善や夏季の熱中症対策にも有効であるといわれています。
ココナッツミルクは乳化して吸収率の良い中鎖脂肪酸を多く含みます
ココナッツフレークにも食物繊維やビタミンやミネラルが多く含まれ、サラダやお菓子などにも使われます。

さて、食べ方ですがココナッツオイルをそのまま食べるのはあまり美味しくないので、スープやコーヒーに溶かしたり、パンやクラッカーに塗って食べたりすると良いでしょう。
ココナッツオイルの油は加熱しても変性しにくいので、炒め物などの加熱料理に使いやすいのですが、料理全体がココナッツの香りで覆われてしまうのでオススメできません。。
常温では固形ですので、ドレッシングなどには不向き。
バターやマーガリンの代わりにお菓子作りに使うと、ほんのりココナッツの風味があり、サクサクと軽い食感に仕上がります。

摂るオイルの量を増やすのではなく、普段の料理で使っていた油を、ココナッツオイルに置き換えてみましょう。

アサイー

アサイーは、 ブラジルやアマゾンの河岸が原産のヤシ科の植物です。
”奇跡のフルーツ”とも呼ばれています。
日本では、”アサイーボウル”が有名になり広く知られるようになりました。
アサイーベリーとも呼ばれるので、ベリー類の植物だと勘違いされることも多く、見た目もブルーベリーを少し大きくした様な形をしていますね。
アサイーは1粒のほとんどが種で、食べる箇所は全体の5%しかありません。
そのわずか5%の中に秘められた栄養素や抗酸化成分が注目されています。

アサイーには、抗酸化作用の効果が期待できるポリフェノールがたっぷりと含まれていますが、アサイーの特に注目すべき栄養素には鉄分があります。
アサイーはレバーの3倍もの鉄分が含まれており、貧血になりやすい女性は積極的に摂取したい食材。
他にも、カルシウム、食物繊維など、女性に不足しがちな栄養素もしっかりと含まれていることが、女性から人気を集める理由になっています。
さらに、アサイーは活性酸素と呼ばれる体内のサビを取り除く効果のある抗酸化物質もたくさん含まれています
抗酸化物質の代表が、ワインなどに含まれるポリフェノールです。
アサイーに含まれるポリフェノールの主な成分は”アントシアニン”で、赤ワインやブルーベリーより何倍も多く含まれています。
アントシアニンといえば、眼精疲労の回復で有名な成分ですね。

アサイーの食べ方ですが、クセもなく甘味や酸味も強くない為、他のフルーツと合わせて食べるか、スムージーなどの飲み物にするのがよいでしょう
アサイーは、果肉は水分が少なく硬いので、水を加え粉砕してピューレのような状態にして食べます。色々な組み合わせをしても、味を変えることがないのでフルーツやドリンクと相性がいです。
ハワイの定番の朝食として知られているアサイーボウルやスムージーがあります。

ジュース
アサイーの栄養価をすべて取り入れるためには加熱を控えることがポイントです。
そのため、ジュースなどにすると栄養価を損なわず摂取することができますよ。

スムージー
見た目はブルーベリーに似たアサイーですが酸味が少しあるだけで甘味はほとんどないので、
なかなか単独では食べにくいですよね。。
そんな時にオススメなのがスムージーです。
バナナやイチゴなど、お好みの果物をミックスして栄養価はそのままで飲みやすいスムージーにしてしまいましょう。
アイスクリームなどを入れるとデザートとしても楽しめますよ。

アサイーボール
アサイーの食べ方といえば、何と言っても有名なのが”アサイーボール”
アサイーボールとは、アサイーと豆乳のスムージーに、フルーツやグラノーラをトッピングしたもの。
アサイーボールはブラジル発祥と言われていますが、ハワイのカフェやレストランで提供されるようになった事をきっかけに注目を集めるようになったそうです。
手軽に作れて食べやすいことや、なんでもお好みのものをトッピングできるため、朝食のメニューとしてもオススメです。

カムカム

カムカムはグァバの仲間で、フトモモ科の樹木です。
オレンジから赤紫色のサクランボ大のサイズの実です。
カムカムは現在、地球上で知られている植物の中で最も多くビタミンCを含む(3000mg/100g:アセロラの約2倍、レモンの約30倍とされる植物で、ペルーのアマゾン川流域の熱帯地方で栽培しています。
果実は直径2cm前後で、熟す実の表面が真っ赤、果肉はピンク色になります。
ちなみに収穫期は雨季となる12~3月です。
昔から現地ではカムカムをジュースにして飲まれており、風邪や肌荒れの予防、肥満、糖尿病、高血圧などに良いとされてきました。
カムカムにはビタミンC以外にもポリフェノールが赤ワインの約3.5倍含まれています。
また、天然フェノール系の抗酸化物質であるエラグ酸が含まれており、メラニンの生成抑制やがんの進行を抑制する効果が期待されています。

カムカムは現在、ペルー政府が自国の産品として大切に育成しているため、カムカムの果実(カムベリー)は輸出禁止になっています。
現在ペルーでは野生のカムカムを収穫するほか、カムベリーの安定供給と現地の人たちの生活の向上を目指して、カムカムの栽培が進められています。
現状、日本に輸入されているのは、果汁果汁を加工した粉末のみです。

カムカムは非常に酸っぱいため、あまり生では食べられません。
ペルーやブラジルでは、ジュースやジャム、キャンディー、サラダのドレッシングなど日常食として食べられています。
アメリカではジュースやジャム、アイスクリームの他、サプリメントとしても流通しています。

中編はここまで

さて、前編、中編で”プライマリースーパーフード10”の8種類の栄養成分や食べ方について調べてみました。
どうでしょう?
スーパーフードがどんどん身近なものになってきた気がしませんか?
紹介させていただいた中で、「この栄養成分が気になる!」や「この食べ方は普段の食生活に取り入れられそう!」と思ったものを気軽に始めてみるのもアリです。
後編は残りの2種類について調べていきたいと思います。それではまた!

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