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日光って体にいいの?

最近めっきり暖かく、いや暑くなってきましたね。
どうも、健康食品研究所、所員の森です。

皆さん、日光浴びてますか?
いろんなところで日光を浴びたほうがいいよ!って聞くんですが、何がどういいの?
人類は昼行性なので、太陽が出ている時間に動いたらなんとなくいいのは分かるんですけど…

なんで今回は日光の何が良いのかを調べていこうと思います!

太陽光は最高の栄養素!?

ビタミンDは免疫力アップに欠かせない栄養素!
食べ物やサプリメントを通して口から接種するのが一般的ですが、実は太陽光、特に紫外線を浴びることによっても生成されます。

しかし、コロナ禍での外出自粛によって太陽にあたる機会が減っていることから、ビタミンD不足に陥ってしまっている人が増えているらしい…です!

最強の予防との呼び声も高いビタミンD。
今回はそんなビタミンDを生成する日光浴についてご紹介していこうと思います。

医学的にも証明済み!?日光浴健康法

私はよくおばあちゃんに「夏しっかり日焼けしておけば、冬になっても風邪をひかないから、外で遊んで来い!」って言われてました。
おばあちゃんが言ってたことは医学的にも正しかったんだ!
先人は偉大ですね。日光浴が健康にいいことを経験則で知っていたのかもですね。

めっちゃやけた

さて、何故夏の日光浴が風邪予防になるのか…?
それはさっきから言っていますが「紫外線によって皮膚で作られるビタミンD」にあります。

人類の皮膚は紫外線を浴びることで免疫力の維持に欠かせないビタミンDを生成しています。

紫外線は波長の長さによって、UVA(320~400nm)、UVB(280~320nm)、UVC(280nm未満)という3つの光線に分けられていますが、この内のUVBとコレステロールから作られた「プロビタミンD3」という物質が皮膚で反応し、ビタミンDの前駆体である「プレビタミンD3」を作り、ビタミンDを生成しています。

この事実は、「Dr.ビタミンD」として名高いアメリカのマイケル・ホーリック博士によって発見されました。
以降、アメリカやヨーロッパでは病気予防としてビタミンDを積極的に補充する動きが広がり、日照時間の短い北欧諸国では国策としてビタミンDの摂取を国民に推奨するまでその重要性が知られることとなりました!

また、今でこそ、皮膚ガンや老化の促進、美容の大敵といったイメージから「紫外線はカットすべき」という見方が広まり、太陽光を浴びること自体が避けられていますが、昔は日本でも「日光浴は健康によい」と考えられていた時代がありました。
特に結核感染が広まった時期には、サナトリウムと呼ばれる結核療養施設で日光浴を治療のひとつとして採用していたこともあるほどです。

しかし、どうして効くのかというメカニズムは長らく科学的には解明されていませんでしたが、2006年にビタミンDの投与によってマクロファージ内に抗菌ペプチドの一種である「カテリジン」が作られ、これが結核菌の増殖を抑えていることが報告されました。つまり、日光浴によって体内で増えたビタミンDが、結核菌の進行を防いでいた事実が分かったのです!

本当に効果があるのかはっきりしない民間療法として先人が取り入れていた日光浴ですが、現代では最新の医学的見地からその有効性の高さが証明されているのです!

それだけじゃない!日光のもう1つの効能とは!?

日光には体内時計を整える働きもあります。
まあこれは皆さんご存じですね。

体内時計とは、生物が生まれながらに持っているだいたい24時間周期で刻まれる生理現象のことで、睡眠や覚醒のリズム、血圧、体温などと密接に関わっています。この体内時計をコントロールするのは視覚領域から生まれる刺激信号とされ、朝に日光を浴びることで約16時間後にメラトニンという睡眠ホルモンを分泌するスイッチが入ると言われています。

体内時計は24時間ピッタリで機能しているワケではないので、何もせずに生活していると次第に夜型にズレていってしまいます。
しかし、日光を浴びることによってそのズレをリセットし、規則的な生活を送れるようにしてくれます。
なので毎日日光を浴びることはとても重要なことと言えるでしょう。

じゃあどうやって日光を浴びるのがいいの?

日光は健康にいい!ってさっきから言ってますが、もちろん紫外線に強い肌の人もいれば、弱い肌の人もいます。
いくらいいものとは言え、浴びすぎもよくないです。
日焼けやシミ、そばかすの原因になったり、皮膚がんのリスクが上がる、などのデメリットも少なからずあります。
特に太陽のエネルギーがもっとも高くなる夏至の前後2カ月は直射日光が非常に強く、特に太陽が一番高いところにある10~14時の時間帯に直射日光を浴びるのは体によくありません。紫外線は反射光でも十分に取り入れることができるので、この時期は柔らかな日差しのもとで日光浴を行うのが安全でしょう。

服装や天気にも左右されますが、日光浴をするならばおおよそ7~15分くらいがちょうどいい紫外線の照射時間だそうです。

これからの時期、日焼けなどに注意しながらいい具合に日光浴できるといいですね!

地球上のすべてのエネルギー源はさかのぼると太陽に行き着きます。石炭や石油といった化石燃料も大元は古代の植物やプランクトンですし、生命の維持に欠かせないアデノシン三リン酸をはじめ、酵素も植物の葉緑素もすべて太陽のエネルギーからはじまっています。
我々は太陽の恵みによって生かされている、と言っても過言ではないのかもしれません。
その恩恵の1つがビタミンDなのでしょう。

それでは!トランキーロ!日光浴で抵抗力アップ!


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