3時間目。なんで添加物に気づかないの?
答えはシンプル。
「表示しなくていいから」
です。前のページで紹介した添加物たちは「加工助剤」という名目で使われています。
条件はいくつか決められていますが、加工助剤として使っている場合は表示はしなくてもいいことになっています。
だからさっき紹介した添加物が使われていたとしても一般消費者は知る由もないのは当然のことなのです。
だって書いてないんだもん。
どの野菜もさっきの添加物すべてが使われているわけではありません。
野菜によって違います。
また、添加物を作っているメーカーが「うちにはこんなシャキシャキ剤がありまっせ!安くするんで使うてもらえんですか?」と営業をかけたりもします。
サラダやカット野菜だけではありません。ごぼうやレンコンといった根菜類の水煮にもさっきの添加物は使われます。プラスαとして「亜硫酸塩」なども漂白剤として使われることもあります。
4時間目。生野菜って本当に体にいいの?
これは市販のサラダに限った話ではありません。
生野菜って思った以上に量も栄養も取れないことが多いです。
例えば、コンビニやスーパーでよく見る、カットレタスがたくさん入ったサラダ。
「めっちゃ野菜食べてる栄養いっぱい!」
となりがちなんですが、実際の栄養価で考えるとそうでもないです。
そもそもレタスって栄養はそんなにないです。
100gでせいぜい食物繊維1gくらい、ビタミンCは5㎎くらいです。
そのビタミンも戦場の段階でなくなっているかもしれませんね。
同じ量食べるんなら、緑黄色野菜食べたほうがよっぽど栄養価が高いです。
野菜は1日350gは接種しましょう!と言われています。
生野菜バリバリ350gって結構しんどいですよ。
でも煮たり、焼いたりしてかさを減らせば350gなどお茶の子さいさいです!
だから緑黄色野菜を食べましょう!
この子たちはもともとのビタミン類の含有量が多いので、ゆでたり煮込んだりして多少ビタミンが流れ出てもレタスなどに比べればよっぽど問題は少ないです。
ただでさえ野菜の栄養価は昔に比べて減少していると言われています。
1960年代に比べるとほうれん草のビタミンCは1/4、キャベツのビタミンCは半分程度になっているという指摘というか、噂もあるくらいです。
測定方法の違いとか、農業の技術が発達して栄養価の高い旬の時期以外にも収穫できるからとか、いろんな意見があります。
そりゃあ栽培方法によっても違うでしょうし、ここは深くは論じません。
でも野菜の品種改良が進んで、やわらかく、クセもなく、野菜によっては甘くなってるのは事実です。
まあ現代人の求めるニーズなので仕方ないですけどね。
でも、風味がなくなってきているように思いません?
「野菜のおいしさ、感じますか?」
今の市販の野菜って、やたら食感はいいけど、キャベツ本来の香り?うまみ?みたいのが足りない…と感じたことはありませんか?
私が小さい頃はニンジン、ピーマンが「子供の嫌いな食べ物の定番」でした。
私も食べられませんでした。
ですが、今の子供って昔ほどピーマンやニンジン嫌いの子がいなくなっているらしいです。
昨今のニンジンやピーマンはやわらかく、クセがなくなってきているからだと私は思います。
でも、クセ=風味です。
野菜本来の味ってそういうものだと思います。
クセのなさ、やわらかさを追求した結果、「栄養価」は後回しにされているような気がしてなりません。
野菜本来の味や風味は大衆に迎合する形で失われてしまったのかもしれません。
まだまだ続きます。