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健康

夕方になったら出てくるアイツ・・①

みなさん、こんにちは!
健康食品研究所のタナベです。

なーんか怪しいタイトルだな~って思いますよね。
女性は特に「夕方になったら出てくるアイツ」に苦しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか・・?

そう・・それは「浮腫み」です。

むくみに悩む方にまずお伝えしたいのは、むくみのほとんどは病的なものではなく、体質や生活習慣によるものだということです。
夕方には症状が重くなるけれど、寝れば翌朝には治るという場合はあまり心配はいりません!
急にむくむようになった、片足だけむくむ、痛みを伴うといった場合には病院の受診をおすすめしますが、長年むくみに悩んでいるという人は、まずはここで紹介する正しいセルフケアをお試しください♥♥

むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まった状態

人間の体のおよそ60%は水分で、そのうち40%は細胞内(細胞内液)に、20%は細胞外(細胞外液)にあります。

このうち、細胞外液がむくみに関わってきます。
通常、細胞外液は、血液(血漿やリンパ液)が5%、細胞と細胞の間にある水分(間質液)が15%の割合で成り立っています。
これらの水分は毛細血管を通じて行き来して、細胞に栄養を届けたり、老廃物を除去したりしていますが、通常は体内の水分の割合は維持されています。
しかし、そのバランスが崩れて組織と細胞の間に余分な水分が溜まると、むくみが発生するのです。

むくみの原因は何? どうして起こるの?

脚は心臓より下にあるので重力の影響で血液が心臓に戻りにくく、ふくらはぎの筋ポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きによって血液を心臓に戻しています。
しかし、立ったり、座ったりしたまま体をあまり動かさないでいると、ふくらはぎの筋ポンプが働かず足の血液の循環が悪くなります。
また、スタイルをよく見せるためにガードルなど窮屈な下着を身につけると血液循環が悪くなり、むくみにつながる場合があります。
食べ物では、塩分の摂り過ぎがむくみに直結します。体には塩分濃度を一定に保とうとする働きがあるので、塩分を摂り過ぎるとそれを薄めるために水分を溜め込みやすくなるのです。

むくみ解消のために水分を控える、は勘違い!

たしかに、「むくみ=余分な水分」ですが、だからと言って水分を控えればむくみを解消できるかというと、そうではありません。
また、水分を摂り過ぎたからといって、それが原因でむくむわけではありません。
人の体には、適切な水分の割合があり、それを維持する仕組みが備わっています。
ですから、水分が足りなければ喉の渇きとしてシグナルが発せられたり、水分を摂り過ぎれば尿として排泄されます。
むくみの主な原因は、水分量ではなく血液循環の不良。それを取り除かなければ、むくみは改善しません。

アルコールのせいでむくむ、は勘違い

お酒を大量に飲んだ次の日に、鏡に映った顔が真ん丸に・・?!
もうお酒は控えようと決意した人には、驚きの事実かもしれませんが、実はアルコールのせいでむくむということはありません。
アルコールには利尿作用があるので、むしろ体内の水分は減るはずなのです。
では、なぜお酒を飲んだ翌朝の顔がパンパンになるのかというと、お酒と一緒に塩分たっぷりの食事を摂っていることがひとつ!
さらに、お酒を飲んですぐに寝ると抗利尿ホルモンが出て、本来排出されるべきお酒の水分が体の中に溜め込まれることが考えられます。
飲酒は適量に留めることが好ましいですが、お酒を我慢してもむくみ解消の効果はありません。

ダイエットでむくみは解消する、は勘違い

体内の余分な水分は皮下脂肪の隙間に溜まるので、太っている人ほどむくみやすいというのは事実です。
しかし、ダイエットをすればむくみが解消するかというと、一概にそうとは言えません。
食事制限による無理なダイエットで栄養バランスが乱れると、体内の水分調節に必要な栄養素の摂取も減ってしまい、かえってむくむこともあるのです。
特に女性では、貧血や栄養失調が原因でむくんでいる場合もあるので、注意が必要です。

いかがでしたか?
むくみの原因として考えられていたことが、実は間違っていたり・・
人間のからだは奥が深いですね・・(;´・ω・)

次回は「むくみの改善方法」についてお話しさせていただきます!

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